独自技術・工法

ORIGINAL TECHNOLOGY
AND METHOD

技術や工法というのは、一朝一夕では生まれません。
長い歴史の中で得た知見から、工事の「よりよい」を追求していき、
生み出されていきます。

3つのポイント

太平電業の独自技術は、「安全性の向上」「納期短縮とコスト削減」「品質の確保」の3つの視点にアプローチできるよう設計されています。これら3つの視点をより詳しくご紹介します。

  • 安全性の向上

    工事をする上での最重要課題、それは現場の「安全」です。どんなに工事が順調に進んでいても、災害が起きてしまっては、その工事は成功とはいえません。現場での危険作業を極力減らし、安全に工事が行えるような技術や工法を、長い歴史の中で生み出し続けています。

  • 納期短縮とコストの削減

    従来、多くのマンパワーをかけて行っていた作業も、技術や開発が進むことで、工事期間を短縮したり、コストを抑えることができます。工事期間が短くなれば、「より早く」お客様の設備稼働に繋がり、コスト削減されれば、「より安く」お客様に工事の提案ができるようになります。

  • 品質の確保

    お客様の設備を扱う工事のプロとして、手順のミスや施工不良があってはなりません。現場主義により磨き抜かれた技術や工法により、確固たる品質を確保し、インフラを支える設備を守り続けています。

業界をリードする太平電業の技術

太平電業が独自技術・工法に取り組むきっかけとなったのは、工事に伴う労働災害です。「仲間の痛み。家族の悲しみを乗り越えて」開発された様々な独自技術・工法は、発電プラントをはじめとする建設工事やメンテナンス工事における課題の解決策として、高く評価されています。
太平電業が独自技術・工法を開発し、それを事業上の戦略品にまで高めることができた理由は、強力な開発志向を持っているからです。経営の基本方針の一番目に、「技術の開発に努めること」を明確に打ち出しています。
また工事会社としては稀ですが、組織としても開発部隊を設けています。そして開発担当者が現場に入り、組み立てから解体まで、実際の工事を技術指導や施工管理といった立場で経験。そこから技術・工法の改善ポイントを見つけ出し、さらなる進化につなげていくという流れが確立されています。
当社は、これからも独自技術・工法を磨き続けていきます。他社にない価値を提供できることが、競争優位性につながるからです。「業界をリードし続ける」というくらいの気概を持って、次なる独自技術/工法に挑戦する人材との出会いを期待しています。

スイッチフレーム

スイッチフレーム

  • 安全性の確保

    太平ジャッキシステムを利用した、重量物の吊り上げ・移動・据付を一括で行う装置です。地震の多い日本で使用するのに十分な耐震強度を備えています。通常の使用から地震等の予期せぬ災害まで対応可能な構造になっています。
  • コスト削減

    太平ジャッキシステムと仮設材(リース材)の組み合わせにより、あらゆる重量、揚程およびスパンに対応可能です。主要材が市中品の組み合わせで対応できるため、専用製作品が少量で済み、費用削減に繋がります。
  • 作業の効率化

    本装置はクレーンに該当しないため、設置届および現地での落成検査が不要であり、時間に追われる現場にとって、一つの作業効率化ということができます。
太平ジャッキシステム

太平ジャッキシステム

  • 安全性の確保

    太平ジャッキシステムは、プラント工事に欠かせない重量物の吊り上げや吊おろしを行う技術です。英国PSC社のジャッキと独自の制御技術を合わせながら進化させ、世界最大容量、最高速度、最高精度を誇っており、安全面でも業界のスタンダードとして火力発電所、原子力発電所の重要な機器を取り扱うシーンで広く活用されています。
  • コスト削減

    狭隘な工事現場にてコンパクトな太平ジャッキシステムを使用することにより、大型クレーンの設置が不要になるケースが多々あります。コストだけでなく、専有面積や作業環境等の条件に配慮したシステムとなっています。
  • 作業の効率化

    太平ジャッキシステムは専用のストランドとグリッピングシステムにより安定した作動を実現しており、ジャッキに油を供給するポンプをインバータ制御することにより、mm単位の同調精度と荷重に合わせた能力のジャッキを組み合わせることを可能にしています。
リフティング式足場

リフティング式足場

  • 安全性の確保

    発電所のボイラー内の作業には足場が必要です。その足場を組み立てること自体、非常に危険な作業となります。そこで生まれたのがリフティング足場。足場自体が持ち上げられていく構造のため、高所作業の危険を大幅に低減することができたのです。
  • コスト削減

    炉内専用のリフティング足場を使用することにより、一般の足場材を使って架設するよりも簡単かつ短工期に行うことができます。また、高所作業が大幅に減少するため、専門のとび職人でなくとも架設可能になっています。
  • 作業の効率化

    50mを超える高所へ資材を運ぶことはとても労力が必要となります。ましてや多数の部材から構成されている足場はとても大変です。リフティング足場は資材自体が上昇していくので安全かつ大幅な労力削減が可能となっています。
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