社会に必要とされる
自覚が
モチベーションを
引き起こす

機械設計

鯨岡 諒
技術部 機械設計課
2017年入社 工学部卒

PROFILE

2011年の東日本大震災時は、福島県いわき市で高校生活を送っていました。自宅周辺の電気が翌々日まで復旧せず、水道は2週間も止まり、当たり前の存在と考えていた設備の大切さを痛感。インフラ企業のエンジニアを志望するきっかけとなりました。太平電業の、多くの仲間と共に発電所をつくり上げていくことに魅力を感じました。

CAREER

2018年
技術部機械設計課に配属後、半年ほど本社で設計業務を学ぶ。
2018年
香港ランマ10号建設所に、配管担当として9ヶ月ほど赴任。
2019年 - 現在
国内の火力発電設備の配管設計を行う。

私の仕事

発電所建設に不可欠な
配管の施工図作成を担う

火力発電所や原子力発電所は、ボイラーや原子炉で水を沸騰させ、そこで生じた蒸気の圧力でタービンを回して電気をつくります。私の部署の役割は、この蒸気が通る配管の建設や補修の工事に必要となる施工図の作成、配管に作用する熱応力の解析、配管支持装置の強度解析などです。その中で私は、主に火力発電設備の配管設計を担当。設計が完了すれば、現場に足を運んで施工の指示業務を行います。
配管は当社の工場である程度組んでから現場に運んで設置します。そのため、配管施工図の作成の際には、どこまで組めば現場作業を効率化できるかを考えます。ここが技術と経験が求められる、大きなポイントです。

私が強くするもの

気軽に電気を使う
その当たり前をつくる

私は高校時代、東日本大震災で実家が被災しました。その時に、水道やガスとともに、電気が供給されることのありがたさを痛感したのです。そんな私が、電気を供給する立場として社会に貢献したいと考えたのは自然なことでした。そして今、太平電業に入社した私は、確かに電力インフラの業界で重要な業務を担っていると自負しています。

また、私は入社2年目に、香港の火力発電所建設案件にOJTの一環で参加させてもらいました。9ヶ月の赴任中、休日に100万ドルの夜景が見られるというビクトリア・ピークに行ったのですが、香港の夜景の美しさに目を奪われるとともに、このまばゆい光をつくる一員としての誇りが芽生えました。

私を強くするもの

真摯に発言することで
現場での絆は深まる

香港の現場経験は、私に多くの貴重な経験を与えてくれました。特に心に残っているのは、コミュニケーションの難しさを克服したことです。職人さんたちとの会話は、基本的に英語。英会話が苦手な私にとって、意思の疎通は決して簡単ではありません。それでも逃げずに、真剣に言いたいことを伝えようとしたら、相手もじっくりと聞いてくれました。そして、徐々に会話が成立するようになり、信頼関係が深まっていったのです。

太平電業の現場では、多くの社員や協力会社のスタッフが、一丸となって発電所の建設や補修に挑みます。自分の真摯さには相手も真摯さで返してくれる環境です。それを入社2年目から体感できたことは、とても良かったと思います。