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2022/10/03テクノロジー

陸上風力発電をジャッキダウンで解体
 安全安心・省スペース・短工期工法を実証!!

 1990年代後半から急速に導入が進められた陸上風力発電設備ですが、今後は運転完了に伴い、解体工事やリプレース工事の増加が見込まれます。 陸上風力発電設備は大型クレーンで解体を行うのが一般的ですが、その際、搬入路の拡充や解体作業スペースの確保が必要です。また、クレーンの費用の増加や台数の不足が課題となっています。そのため、狭隘なスペースや限られた搬送路でも施工でき、コスト低減ができる工法が求められています。
 当社の工法は、ジャッキ架台により風車全体をしっかりと支持し、下部から順にジャッキダウンすることで強風や地震の影響を受けにくい工法です。より小型のクレーンを使用することで限られた搬送路や省スペースでの施工が可能になり、コストの低減とスピーディな施工を実現できます。 また、煙突解体工事を始めとする多くの工事で実績のある太平ジャッキシステムを使用することで、安全かつ安心に風車を解体できます。
 本工法は革新的な技術として評価され、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に採択されました。2022年10月に実機レベルのモックアップを使用した工法実証試験を行います。本工法により、多くの事業者のニーズに応え、工期短縮と安全なリプレースを実現します。

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