ESG

ENVIRONMENT 環境 すべての人に健康と福祉を エネルギーをみんなに そしてクリーンに 住み続けられるまちづくりを つくる責任 つかう責任 気候変動に具体的な対策を

環境マネジメント

太平電業グループでは、事業活動によって発生する環境負荷をできるだけ削減できるよう取り組んでいます。また、太平電業が広島県に建設した西風新都バイオマス発電所では、「脱炭素社会」実現に向けた様々な取り組みに着手しています。
海外では、太平アルテック社がフィリピンのラグナ州サンタロサ市に建設したサンタロサ工場においてISO14001の認証を取得しています。

環境法規制の遵守

太平電業グループでは、事業活動において環境法規制を遵守しています。
業務上、油を使う工程が多いことから、現場および資材置き場などから油が漏出しないよう、配慮しています。例えば製油所の建設・解体などの工事の際には、構内や海に油を漏出させないよう、仮設の防油堤を設置し徹底した管理を行っています。
現場に苦情が寄せられた場合には、お客様と情報を共有しながら対応を協議し、是正措置や改善を行うこととしております。
2020年度は、環境法規制の違反はありませんでした。

環境教育と周知徹底

環境に関する教育は、全社員を対象としたコンプライアンス教育の一環として行っています。問題が発生しやすい産業廃棄物のマニフェスト管理などを重点的に取り上げ、繰り返し教育しています。
また、安全パトロールのチェックシートの中でも項目を設け、定期的なチェックを行っています。

省エネルギーの取り組み

太平電業グループでは、現場で使用するエネルギーを削減するために、技術や工法、機器の継続的な改善に取り組んでいます。
工事に必須の重機は、エンジン駆動のものから電動のものに切り替えることで、大きな省エネルギー効果を得ることができます。例えば、太平電業が独自に開発し業界スタンダードとなっている「太平ジャッキシステム」は、エンジン駆動の大型クレーンを設置することなく電気のみで重量物の吊り上げ・吊り下ろしや解体作業が可能となり、安全面の向上だけでなくエネルギー使用量の削減にも貢献しています。
また、溶接の工程では、高周波を用いる新工法を導入したことで、使用エネルギーの削減につながりました。他にも、現場の照明をLEDに切り替える取り組みもほぼ完了しています。
2017年6月に埼玉工場をリノベーションした際には、組み立て・溶接、ブラスト、塗装までの一貫した作業フローが行えるように効率的なレイアウトを導入した結果、省エネをはじめとする環境負荷削減に役立っています。

廃棄とリサイクル

各現場では、お客様ごとに異なる環境管理のルールに従って、廃棄物の適切な処理等を実施しています。
太平電業グループでは、現場で作業にあたる全社員および協力会社の全従業員に対して、ヘルメットを貸与しています。年間新たに約5,000個を購入していますが、不要となった使用済みのヘルメットは全数を回収した上でヘルメットメーカへ戻し、分解し新たな資源として再利用に回しています。

水の使用と管理

現場にボイラーを設置する際に必須となる水圧検査では、水の使用が不可欠です。生活用水には影響のない工業用水を使用していますが、数十トン単位が必要であり、中和作業なども求められるため、お客様の管理基準に則って厳しい管理を行っています。

topic発電所建設現場におけるCO2排出量削減プロジェクト

太平電業と(株)東京エネシスは、JERA横須賀火力発電所1、2号機の建設工事現場で、CO2排出量を削減する共同プロジェクトを進めています。
構内の移動や資材運搬のため、電気自動車2台、電気フォークリフト1台を導入。ほかにもバッテリー式溶接機を4台採用するなど、電動化を進めています。また、工事事務所付近に出力平均約15kWの太陽光発電設備を設置し、器具の充電や休憩所の電気のほとんどを賄っています。
両社の取り組みにより、年間255トンのCO2排出量削減を目指しています。

topicニューエナジーへの取り組み

西風新都バイオマス発電所

太平電業は、2019年10月より、広島市西北部で「西風新都バイオマス発電所」を運営しています。この発電所は、長年プラント建設施工・補修工事に携わってきた太平電業が自ら建設し、プラント技術の知見をより高めるために運用しています。
燃料として地域の未利用材や建設廃材等を木質チップに加工したものを用い、約7,000kWのカーボンニュートラルな発電を行うとともに、発生したCO2を回収し構内に設置した農業ハウスで使用するなど、完全自己消費型カーボン・ネガティブ発電所を実現し、地球温暖化防止・脱炭素社会への取り組みを進めています。将来的にはマイクログリッドの構築など、より広い貢献を目指し検討を進めています。
同発電所では、独自の井戸から取水しているほか、敷地内の桜の植林や構内に設置したビオトープで蛍を増やそうという取り組みも進んでおり、地域生態系の維持・回復にも貢献していく考えです。


風力エナジープロジェクト

太平電業グループでは、将来の再生エネルギーの主力のひとつとされる風力エネルギー分野に対する取り組みを進めるため、2020年3月より「風力エナジープロジェクト」を発足しています。2020年4月には「洋上風車の据付方法」、2020年11月に「タワー組立方法」の特許を取得するなど、新しい挑戦を続けています。