ESG

品質

品質管理体制

太平電業では、取締役を品質保証責任者とし、品質保証部が主管部門となって品質マネジメント体制を構築しています。
品質保証部品質保証課では、主に原子力に関係する電力会社、メーカ等のお客様からの品質に関する監査等の対応、購入品の検査管理、品質に関する全社会議体の運営等を行っています。品質マネジメントシステム課では、ISO9001の要求事項に従ったマネジメントの運用、構築、内部監査の運営等を行います。

認証の取得

太平電業グループでは、ISO9001の認証を取得しています。「品質方針」の下、品質マネジメントシステムの継続的な改善に努めています。
また、太平電業埼玉工場、太平アルテック社のフィリピン・サンタロサ工場では、ASME (American Society of Mechanical Engineers) 登録認証を取得しています。この規格はボイラおよび圧力容器の品質管理および設計・製造に関するものです。
さらに2021年10月には、埼玉工場の溶接管理プロセスで、製品認証 プロセスIの認証登録を取得しました。これにより、電気事業法規定溶接事業者検査に民間製品認証規格 製品評価Iが活用できるようになり、お客様の負担が製品認証機関による製品評価(溶接部認証)により軽減されます。

ISO・ASME・製品認証
https://www.taihei-dengyo.co.jp/company/certification/iso/

お客様からの監査・要請

発注元であるお客様から、組織や品質・安全・環境・コンプライアンス等の調査要請を受けたり、品質監査等で確認を受ける場合は、都度回答・対応を行っています。
特に、原子力関連の監査・調査では品質に関する要求事項が厳しい傾向にあり、適切な対応に向けて社内の情報収集や管理に努めています。

購入品の管理

現場で扱う機器や資材等は、大半がお客様からの支給品ですが、一部の工事材等は太平電業が購入・納入しています。これらの物品は、すべての現場で受け入れから据付までのトレーサビリティを確保しています。

周知徹底と教育・研修

品質に関する教育は、全社員を対象としたコンプライアンス教育の一環として行っています。購入品に対する検査記録の確認や、備品の破損などの不手際を減らすなどの取り組みについて、重点的に扱っています。
また、品質トラブルにつながる過去の事例をイントラネットで共有し、実際に作業を行う前に検討して作業にあたることで、クレーム・トラブルの削減につなげています。