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2021/07/21テクノロジー

洋上風力発電設備建設への新しいアプローチ

日本の港湾利用促進に大きな期待ができる新工法を開発!!

 脱炭素社会に向けて、将来多くの洋上風力発電所の建設が見込まれます。その建設を行うには、荷受けした部品を建設まで保管するための広大な敷地と、組立用の超大型クレーンが設置できる強靭な地盤を有する拠点港が求められます。日本では、これらの条件を満たす既存の港湾は無く、多額の費用を投資し整備する必要があります。太平電業は港湾の状況に合わせ柔軟に対応できる港湾内洋上風力組立新工法を立案し特許を取得しました。(特許 第6790217号)
 この工法は重量物の取扱いに実績のある太平ジャッキシステムと架台を用いて洋上風力発電設備のタワーを組立てます。太平ジャッキシステムを使用することで超大型重機を使用せずにタワーの組立及び移動を可能とします、また、組立てたタワーを架台により支持することで地震や強風によるタワーの転倒を防止する安全なシステムです。

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